玲紫の大きな独り言

ただいたずらに過ぎていく毎日を意味のあるものにしたい(願望)ためのブログ。暇があればYouTube&漫画&ゲームなインドア独女。

【OP考察】ルフィの生い立ちについて考えてみる

ONE PIECE』の主人公モンキー・D・ルフィという人物は、わくわくすること・楽しいことが大好きで、仲間を巻き込んであちこち引っ掻き回し、無鉄砲で怖いもの知らずで時には絶体絶命のピンチに陥り、それでも最後にはすべてをひっくり返す絶対的リーダー。
何よりも仲間を大切にし、「ルフィに任せとけば大丈夫」「あいつならやってくれる」という一味間の信頼関係も熱い。
天然おとぼけキャラかと思いきや、ごくたまーに見せる冷静なツッコミが面白い。

- 『ONE PIECE』12話より
- 『ONE PIECE』608話より
- 『ONE PIECE』704話より
- 『ONE PIECE』921話より

いつでも本能のままに突っ走るルフィだけど、世間では名の知れた海賊の兄(サラブレッド)が出てきたり、海軍将校(大物)のじいちゃんが出てきたり、はたまた父親がどえらい人物だったり。
驚きのバックグラウンドが次々と明らかになり、きっとまだまだ出てきそうな気がするので、一度整理してまとめてみようと思う。

ルフィの故郷と縁の人々

祖父:モンキー・D・ガープ(海軍中将)
ルフィを立派な海兵にしようと厳しく育てる。スパルタ。げんこつが痛い。
天竜人嫌い。天竜人の直属の部下になりたくないからと出世を拒んでも許されちゃう実績と人徳ありの海軍の英雄。
海賊王の息子をこっそり引き取って育てちゃういい人。←こっちも海兵にしたかった。
世界最悪の犯罪者(実の息子)の素性を何年もひた隠しにしてた家族思い。

父:モンキー・D・ドラゴン(革命軍総司令官)
ローグタウンでスモーカーに捕まりそうになったルフィを助ける。(ルフィは助けられたこと自体に気づかず。)
ルフィはまったく父親のことを知らないが、ドラゴンの方は助け舟を出したりと、息子には好意的なよう。
サボの命の恩人。

母:???
存命なのかどうなのか?? 本編では話題にすら上らない。

義兄:ポートガス・D・エース(白ひげ海賊団2番隊隊長/海賊王ゴール・D・ロジャーの息子)
子供の頃はだいぶトゲトゲして目に入るものすべてに喧嘩売りそうな悪童だったが、サボの死後、兄としてルフィを引っ張り見守るため(ルフィが世話になったシャンクスへいつか挨拶するため)、礼儀作法を村の酒場店主マキノお姉さんに習った。
泣き虫は嫌い。厳しい兄ちゃん。
「ポートガス」は母の姓。

義兄:サボ(革命軍No.2 参謀総長/元ゴア王国貴族)
子供の頃に死亡したと思われていたが、ドラゴンに助けられ、革命軍に所属。
ずっと記憶を喪失していたが、エースの死後、記憶が戻る。
優しい兄ちゃん。ルフィは絶対に死なせない。

育ての親:ダダン(山賊の頭領)
ある日突然ガープから他人の子を押し付けられ面倒を見ることに。その後さらにもうひとり追加。ガープには逆らえない。
が、エースを見殺しにしたガープに殴りかかったり、これからルフィがどんなことをしても味方だと宣言したり、すっかり気持ちは母ちゃん(肝っ玉)。
マキノの子供を可愛いがっている様子。

近所のお姉さん:マキノ(酒場の店主)
1話で赤髪海賊団がたむろしてた酒場の店主。当時20歳ぐらい?
海賊にも山賊にも普通に応対する。ダダン一家にも酒の配達で出入りしていて、エース&ルフィに礼儀作法を教えてくれたお姉さん。
彼らが「ありがとう」とか「いただきます」「ごちそうさま」が言えるのはマキノさんの教育の賜物(ただし代金は支払わない場合あり)。
扉絵で赤ん坊を抱いている様子が描かれており、旦那はシャンクスではないかともっぱらの噂。シャンクスさん、やっちまったのか。

村長:名前出てたのかな?
ガープさんとはお友達?
モンキー一家とはだいぶ親密そうな事情通。
海賊嫌い。

ガープとドラゴンの関係性について

考察でも話題になっていたが、本編(ウォーターセブン)でガープが初登場したときに、ルフィとガープは“孫と祖父”の間柄というのとともに、“ルフィの父親”が革命家ドラゴンであることをぶっちゃけられたわけだけど、ガープとドラゴンの血の繋がりについては言及されなかった。ガープの息子なのか、もしくは娘の夫なのか。
頂上戦争のときに、ガープがルフィに対して「わしの子供の子供くせに~」って言ってたり、あえてなのか、ドラゴンがガープの息子と明言されていなかったがゆえに、逆に余計な憶測を呼んでしまったんだよねきっと。
私もほーんそうかーと、当時は納得してたんだけど、しばらく「ONE PIECE」から離れていた後、最近読み直したときに再度疑問が浮上した。

ドラゴンのファミリーネームも「モンキー」だけど、この世界でも婿養子的な感じで相手の姓を名乗る風習があるのか?

エースの母親ルージュの場合
ポートガス・D・ルージュ
ロジャーとの関係がバレてはいけない or 結婚はしていないからなのか、ファミリーネームは「ポートガス」のまま。
(ちなみにルージュも名前に「D」がついてるんだよね……)

ビッグ・マムの娘たちの場合
シャーロット・シフォン ……カポネ・ベッジと結婚
シャーロット・プラリネ ……アラディンと結婚

ビッグ・マムの娘たちを見る限り、結婚してもファミリーネームはそのままだから、ドラゴンが結婚を理由にモンキー姓になった線は薄そう(ドラゴンの姓は元々「モンキー」=ガープの実の息子)かなー。
※訂正(2022/9/11)※
842話で「シャーロット家は結婚しても決して別姓は名乗らない」とレイジュの発言がありました。シャーロット家が例外なだけで、どうやら結婚すると相手の姓を名乗るのが一般的という解釈になりそう。
まあ、結論はもう出てるからいいか。

周囲の人たちのコメント
それらしい証言といえばこれくらい?

- 『ONE PIECE』708話より← →440話より

本人の証言ではないので確定とは言い切れないところがありつつも、普通の漫画だったら明言がなくても内容から推して知るべしなんだろうけど、『ONE PIECE』は含みが至るところにありすぎて、“明言がないと確定ではない”節が多々あるから油断ならない。

気になりすぎてモヤモヤするから調べてみたところ、アニヲタwiki(仮)に載っていた。
『『ONE PIECE 500QUIZ BOOK 2』において「ドラゴンの父はガープ」と明言された』と。
あと、公式ビブルカードにもドラゴンのページに『Before55 ガープの息子として誕生』と記載があるよう。

ということで、ルフィから見てドラゴンは「父ちゃん」、ガープは「父ちゃんの父ちゃん」ということで、胸のつっかえがひとつ取れたとさ。

ちなみに、このふたりのもうひとつの関係性としては、敵対する海軍と革命軍なわけだけど、ガープさんは軍および世界政府にドラゴンの正体を2年前まで隠していたんだよね。
それに普段から連絡を取り合っているのかは判らんが、ローグタウンでのことはドラゴンからガープに伝えたとのことなので、こちらの親子仲も良好な様子。
(ガープさん、きっとドラゴンのことも海兵にしたかったんだろうなぁ)

それにしても、革命軍トップ(息子)の素性黙ってるわ、海賊王の息子をこっそり引き取って育てるわで、軍にとっても結構ガープさんってガン扱いされそうだけど、それ以上に功績がデカいということなんだろうな。

ルフィの生い立ちについて

サボはゴア王国の貴族の出なので出身地が「ゴア王国」なのは当然のことながら、wikiによるとガープとドラゴンの出身地も「ゴア王国」となっている。それに対して、ルフィの出身地は「フーシャ村」である。
このことから、きっとルフィは街で生まれたのではなく、最初からフーシャ村で生まれ育ったのだろうと思われる。

ダダンに預けられるまでのルフィの保護者は誰?

ルフィが父親のことを知らないということは、物心つく頃からドラゴンはすでに革命軍の活動でずっと留守にしており、じいちゃんも海兵だから帰ってくるのはごくたまにだったはず。ルフィがダダン一家に預けられたのはシャンクスと別れた後なので、それまでは別の保護者がいたはず。
それは一体誰だったのか。本筋にはまったく関係のないことかもしれないけど、ふとそんなことが気になった。

母親がいたのか。または祖母がいたのか。
どちらもいないとしたら、血縁ではない誰か(例えば事情通な村長とか?)に預けられていたのか。
だとしたら、その後、同じように血縁ではないダダンに預け先を変更するのは少し腑に落ちない気もする。

なぜダダンに預けられた?

▼パターン①
先述したように、元々母親か祖母がいて、その人が何かしらの理由でいなくなったので、ダダンに預けられた。

▼パターン②
ゴムゴムの実(ヒトヒトの実 幻獣種モデル”ニカ”)を食べたルフィを、”誰か”からかくまうため。

ガープさんはエースの身柄をかくまうためにダダンに預けたわけだから、ルフィをダダンに託した理由も“かくまうため”という線もあり得るのか。
そう考えると、ダダンって結構ガープさんに頼られてるw
(海兵ガープと山賊ダダンの馴れ初めも気になるぅ。気になることいっぱい)

そして、ガープがシャンクスを目の敵にする理由が、「海兵にしようとしていた孫を海賊の道に引き込んだから」ではなく、「ヒトヒトの実 幻獣種モデル”ニカ”を食べさせたから」だとしたら面白いなと、最新刊を見て改めて思った。

まあ、これらはガープさんがゴムゴムの実の正体を知っている前提の仮説だけども。

ともあれ、ルフィの母親が今後登場する機会があるのか。
ゴア王国にはまだ明らかになっていない要素もありそうな気もするし。
この先の展開に目が離せない。